令和6年度(2024)千葉県公立高校入試(理科・社会)

鎌取・おゆみ野・誉田の学習塾 大桜塾です!

前回に引き続き令和6年度千葉県公立高校入試結果について分析していきます。

前回までの記事はこちら

令和6年度(2024)千葉県公立高校入試平均点

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令和6年度(2024)千葉県公立高校入試(国語・数学・英語)

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今回は理科・社会の2教科の詳細を分析していこうと思います。

理科

平均点:59.1点(前年60.7点)

点数配分

●物理・・・25点

●化学・・・25点

●生物・・・25点

●地学・・・25点

となっています。

点数配分に関しては例年と同じ構成でした。10年以上ずっとパターンが固定されていて、物理・化学・生物・地学がバランスよく出題されます。

正答率分析

●正答率50%以上の問題・・・55点分(前年69点分)

●正答率20%以下の問題(10%以下の問題も含む)・・・10点分(前年3点分)

●正答率10%以下の問題・・・3点分(前年3点分)

となっていました。

正答率50%以上の問題が10点分以上も減っていますが、平均点は2点も変わっていません。

また増えてはいますが、正答率20%以下の問題が10点分しかありません。

つまり理科は全体的に点数が取りやすい科目であることは間違いないでしょう。

過去10年に遡って平均を見ても、平均点が55点以下になったのが4回(40点台になったのは2回だけ)と、比較的安定して他科目に比べて高めの点数となっています。

来年は急に難しい年になる可能性はもちろんありますが、理科は得点を取れるようにしておかないといけない科目であることは間違いありません。

最後に、得点分布は以下のようになっていました。

得点分布も高得点側に偏っていることからも、平均点が下がったから簡単に難化したしたとは言い難いと思います。

社会

平均点:57.5点(前年54.5点)

点数配分

●総合問題・・・12点

●地理・・・31点

●歴史・・・32点

●公民・・・26点

となっています。

点数配分に関しては例年通りで、公民の問題は若干配点が低くなっています。構成・配分はコロナ禍を除いて、理科同様変わっていません。

正答率分析

●正答率50%以上の問題・・・63点分(前年61点分)

●正答率20%以下の問題(10%以下の問題も含む)・・・8点分(前年11点分)

●正答率10%以下の問題・・・0点分(前年4点分)

となっていました。

正答率50%以上の問題は横ばい、20%以下の問題もほぼ横ばいとなっています。

正答率10%以下の問題が全くなくなっていますが、過去10年で正答率10%以下の問題は3問しかないため、あまり気にする必要はありません。

正答率50%以上の問題の割合に比べて平均点がそこまで伸びていないため、生徒ごとに正答率の高い問題でも解けている問題が分散してしまっていることがいえます。

逆に言うと知識の整理をしっかりして、取りこぼしを減らすことで高得点が取りやすくなります。

知識量が多い分面倒になりがちな社会ですが、理科同様に得点を取れるようにしておかないといけない科目であることは間違いありません。

最後に、得点分布は以下のようになっていました。

得点分布からもわかるように、平均点前後で得点者に差があまりないため、生徒ごとの正解の分散があると言えます。

以上になります。

理科・社会は少し国数英と比べて傾向が異なります。

ただこの夏、受験生は必ず理社の復習と基礎固めをしておくことで、受験に大きく有利になると思います。