令和4年度千葉県公立高校学力検査の結果④
鎌取・おゆみ野・誉田の学習塾 大桜塾です。
前回に引き続いて令和4年度千葉県公立高校入試について分析していきます。
今回は英語について分析していきます。
昨年との変化
平均点は61.7点→58.7点と3点下がりました。前回の平均点が例年から見ても高すぎたため、平均的になったと考えられます。
また大問構成は昨年と変更はありませんでした。しかし細かく見ていくと最後の対話文が全て選択問題だったものから一部記述問題が混ぜられた形となりました。
問題分析
変更点は上記の通りでそれ以外特別気になる問題はありませんでした。
ただ正答率の観点から見ていくと、正答率が50%以上の問題が69点分にもなり、平均点よりも10点も高くなります。つまりそれだけ生徒ごとに正解と不正解のばらつきがあったという事です。
逆に英語の基本がしっかり身についていれば70点が取れる問題だったとも言えます。
逆に正答率が20%以下の問題は10点分しかなく、正答率が10%以下の問題は1問もありませんでした。この正答率バランスは国語・数学とは大きく異なっていると言えます。
英作文は令和2年度から単語数が増えて難化していましたが、5点以上の点数を取れた生徒の割合が約2倍になり、今回は50%弱の生徒が5点以上取れているようになっていました。
今回の数学もそうですが、変更初年度はどうしても正答率が下がる傾向があります。
全体総括
英文を書かせる問題が増えてきましたが、まだ16点分しかありません。更に単語の記述を合わせても全体で40点分で、まだまだ記号問題が多いのが現状です。
これらの影響から正答率50%以上の問題が70点近くになったのかもしれません。
以上から、英語の点数を上げたい場合には書きよりも、まず読みを強化することが大切だと思います。