令和7年度(2025)千葉県公立高校入試(理科・社会)
鎌取・おゆみ野・誉田の学習塾 大桜塾です!
前回に引き続き令和7年度千葉県公立高校入試結果について分析していきます。
前回までの記事はこちら
今回は理科・社会の2教科の詳細を分析していこうと思います。
理科
平均点:55.4点(前年59.1点)
点数配分
分野・内容 | 配点 |
物理 | 25 |
化学 | 25 |
生物 | 25 |
地学 | 25 |
となっています。
点数配分に関しては例年と同じ構成でした。10年以上ずっとパターンが固定されていて、物理・化学・生物・地学がバランスよく出題されます。
正答率分析
正答率 | 配点(かっこ内は前年の配点) |
正答率50%以上の問題 | 54(55) |
正答率20%以下の問題(10%以下の問題も含む) | 12(10) |
正答率10%以下の問題 | 3(3) |
となっていました。
正答率50%以上の問題も正答率20%以下の問題も昨年とほぼ同じです。
昨年に比べて生徒率80%以上の問題数もほぼ変わっていませんが平均点が下がっているので、正答率20%~50%未満の問題が影響していると考えられます。
毎年そうですが、理科は安定した平均点になっています。そのため理科で点数を下げてしまうと大きな差になりやすくなります。
最後に、得点分布は以下のようになっていました。

この得点分布が低いに偏っていることから、平均点が下がったからことがわかりやすい結果となっています。
社会
平均点:51.7点(前年54.5点)
点数配分
分野・内容 | 配点 |
総合問題 | 12 |
地理 | 31 |
歴史 | 32 |
公民 | 25 |
となっています。
点数配分に関しては数点分の違いがありますが、傾向は例年変わりません。地歴公でいうと毎年公民の問題は配点が低くなっています。
正答率分析
正答率 | 配点(かっこ内は前年の配点) |
正答率50%以上の問題 | 51(63) |
正答率20%以下の問題(10%以下の問題も含む) | 12(8) |
正答率10%以下の問題 | 4(0) |
となっていました。
正答率50%以上の問題がかなり減っていて、20%以下の問題は増えています。
この割合からだけみると平均点がもう少し下がるはずですが、
最後に、得点分布は以下のようになっていました。

得点分布は凸凹な状態となっており、この影響で正答率と平均点の相互関係が薄くなったと思います。
以上となります。
この夏受験生は理社の復習と基礎固めをしておくことで、受験に大きく有利になりますよ!