千葉県公立高校入試分析【2020年度】

鎌取・おゆみ野・誉田の学習塾 大桜塾です!

千葉県の公立高校入試の分析の第4回目。2020年度入試について分析していきます。

国語

この年は2022、2021年度とは打って変わって、古典の正答率が低い年となっています。また漢字の読みは「貸与」と「剥落」の正答率が低くなっています。中学生で貸与という言葉はほぼ使わないでしょうが、将来よく使う言葉になります。つまり読み方を知ってもイメージをしづらい漢字は覚えづらく、英語と同じでいかに「普段使っているか」が大切だということを表しています。

数学

2021年度と同じく大問1の計算分野はどれも正答率が高く、これだけで30点になります。また大問3以降の最初の問題の正答率が高いところは傾向が変わっていません。しかし2020年度は作図、関数の面積比、相似の利用の正答率が非常に低く、得点上位層の差がつきにくくなったのではないかと考えられます。

英語

英語に関してはこの年もまんべんなく正答率の高い問題が分布しています。しかし語形変化では「twelve」を「twelfth」に直す問題がこんなに低い正答率になるのかと驚きました。序数のような問題は入試以外でもひっかけでよく出される傾向にあり、多くの生徒が経験していた問題だと思います。

理科

2020年度の特徴はなんといっても大問5の異様な正答率の低さになります。それ以外でも正答率が10%以下の問題も例年より多く、全体的に難しい年になっています。その分ケアレスミスが大きく影響する年であり、改めて正答率の高い問題をきっちりとることの大切さを示していると思います。

社会

社会は2020年度も正答率の高い問題が多く、全体的に分布しています。また正答率が40%に満たない問題が4問しかなく、点数の差がつきにくい年となっています。強いて言うとこの年は歴史が若干難しかった傾向にありますが、理科同様ケアレスミスが結果に大きく影響する年でした。

以上です!次回は2019年度の分析を行っていきます。