55年体制

みなさん55年体制という言葉は聞いたことがあるでしょうか?

実は中学で学習する重要な用語なんですね!

但し、初見では55年間何かが続いたような印象をもつ場合が多いようなので(ガンダムの1年戦争のようなイメージ)、今回は55年体制についてまとめてみました。

大学入試でも重要になってくる内容なので、概要を押さえておきましょう!

55年体制とは

1955年年当時、日本社会党(現在の社民党)は左派と右派に分裂していたが、10月に統一。

翌11月今度は自由党と日本民主党が合同して自由民主党(現在も存在する自民党)が誕生。

この自由民主党と日本社会党の二大政党を中心とした政党政治運営の仕組みを、1955年に始まったことから55年体制と言います。

ただし実際は社会党は自民党の半分以下の議席しか獲得できず、自民党の単独政権が38年続きました。

1993年自民党から分裂した新生党や新党さきがけが、社会党、民社党、公明党、日本新党などとともに反自民の細川護煕内閣を発足させて、55年体制は崩壊しました。

そのため55年体制は簡略的には自民党が結党して与党となり、93年に野党になり崩壊したことを指したりもしています。

以上が簡単な55年体制の説明となります。

ただ、93年に自民党は下野しましたが、1994年には社会党と自民党が連立内閣を組み政権与党に復帰しています。

また実際93年時、国会議員数では自民党議員が最も多かった状況です。その後社会党との連立も解消し、98年には自民党による内閣が復活します。

その後2009年に民主党による政権交代まで、再度自民党が与党第一党となります。

今は覚えきれないほど政党の数もありますが、このように日本にも昔は2大政党時代があったんです!

55年という言葉に惑わされないようにしっかり覚えておきましょう!